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「様々な環境からの新規乳酸菌の分離と分類」 |
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(独)製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジー本部 研究員
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| 農学博士 飯野 隆夫(いいの たかお)氏 |
| 乳酸菌は、有用細菌として産業界(発酵食品、生理活性物質、および生分解性プラスチックなどの生産)で広く活用されている。そこで、我々は、微生物・遺伝資源の利用環境を整備するために、様々な環境から新規有用細菌(乳酸菌)の分離を試みた。これまでに、陸上の土壌、海洋棲生物の腸管、特殊環境(油田)などの多様な環境から
107 株の乳酸菌を分離し、系統解析を行った。その結果、数株の稀少な乳酸菌を分離することに成功した。さらに、少なくとも
4 株は系統的に独立しており、新規の乳酸菌であると考えられた。以上より、乳製品や動植物だけでなく、様々な環境にも乳酸菌が存在することが示唆され、今後、微生物・遺伝資源として様々な分野への活用が期待される。 |
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2002年
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東京農業大学大学院農学研究科
博士課程修了(農芸化学博士)
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同 年
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(独)製品評価技術基盤機構
バイオテクノロジー本部 研究員
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現在に至る
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「乳酸菌の耐酸性獲得機構について」 |
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千葉大学大学院 園芸学研究科 助教
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| 農学博士 天知 誠吾(あまち せいご)氏 |
| 乳酸菌は糖を発酵し乳酸を生成することで主たるエネルギーを得るため、自ら生産した乳酸によって周辺環境が酸性化する運命から逃れることができない。乳酸菌は他の多くの細菌と同様、中性域で最もよく生育する。このため、乳酸菌がどのようなメカニズムで環境の酸性化に適応・対処しているのかは興味深い問題である。乳酸菌の耐酸性機構の解明は、胃でも死滅しないプロバイオティクス乳酸菌株の開発に繋がる可能性もある。本講演では、プロトン排出、細胞膜組成の変化、アルカリ生産、プロトン消費型脱炭酸、DNA・タンパク修復などについて演者らの研究も交えて紹介する。また、最近のマイクロアレイ技術によって明らかになりつつある耐酸性機構の全貌について議論する。 |
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1998年
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北海道大学大学院農学研究科
博士課程修了(農学博士)
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同 年
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通商産業省生命工学工業技術研究所
ポスドク研究員
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2007年
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千葉大学大学院園芸学研究科 助教
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現在に至る
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「プロバイオティクス研究の現状と臨床応用」
−感染防御作用の現況− |
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(株)ヤクルト本社 中央研究所 指導研究員
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| 農学博士 朝原 崇(あさはら たかし)氏 |
| 近年医療の分野において、プロバイオティクスへの関心が急速に高まってきている。
特にプロバイオティクスの感染防御作用に関する報告が認められるようになった。
本講演では、我々が新規に構築した細菌性腸管感染症の実験動物モデルにおける
プロバイオティクスの感染防御作用とその防御のメカニズムについて紹介すると共に、
消化器外科や救命救急領域におけるシンバイオティクス(プロバイオティクスと
プレバイオティクスの併用)療法の臨床応用の現況について紹介する。 |
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1994年
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東京農業大学大学院農学研究科 修士課程修了
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「植物性乳酸菌の機能とその利用」
−しょうゆ諸味由来乳酸菌Tetragenococcus halophilus
Th221の免疫調節作用を中心に− |
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キッコーマン株式会社 主任研究員
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| 農学博士 西村 郁子(にしむら いくこ)氏 |
植物性乳酸菌とは、野菜、大豆、米などの植物質を発酵させる乳酸菌です。ヨーグルト等に通常使用されている動物性乳酸菌と比較して、種類のみならず、機能に関しても多種多様である可能性が報告され始めています。
私たちは植物性乳酸菌の機能性研究を進めるとともに、それを用いた商品開発を行ってきました。本日は、しょうゆ諸味に存在する高い免疫調節作用を有する乳酸菌と、その乳酸菌の通年性アレルギー性鼻炎に対する効果、そして、その作用メカニズムに関する研究を中心に紹介いたします。 |
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1992年
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東京大学大学院農学生命科学研究科
修士課程修了
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2006年
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キッコーマン株式会社 研究開発本部
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現在に至る
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「プロバイオティクスの免疫調節機構」
−感染防御とアレルギー抑制− |
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東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授
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| 農学博士 八村 敏志(はちむら さとし)氏 |
| 食品の様々な免疫調節機能が解明されつつある。この中でプロバイオティクス、特に乳酸菌について研究が進展しており、免疫応答の調節を介して、アレルギー、感染症をはじめとする種々の疾患の予防や軽減が可能であることが明らかになりつつある。本講演では、乳酸菌の免疫調節機構について、まずその標的となる腸管免疫系の応答機構について概説し、その上で私どもの取り組んでいる、腸管におけるIgA抗体産生の増強、T細胞応答の調節に関する研究を紹介したい。 |
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1991年
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東京大学大学院農学系研究科
博士課程中退(農学博士)
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「生物進化のメカニズムに着目したあたらしい育種技術に
よる微生物の機能開発」 |
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株式会社ネオ・モルガン研究所 事業開発部 マネジャー
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| 農学博士 片桐 伸悦(かたぎり のぶよし)氏 |
微生物を物質の発酵生産やプロバイオティクスなどの目的で利用するうえで、利用対象となる微生物を育種・改良し、その機能向上をはかることは不可欠である。株式会社ネオ・モルガン研究所では、変異原物質や放射線などの変異原を利用した従来の変異体作出技術とは一線を画す、生物進化と複製機構の相関に着目した独自の育種技術―
不均衡変異導入法 ―を開発し、さまざまな産業有用生物の育種・改良に取り組んでいる。今回は本技術の原理について概説するとともに、微生物を対象とした形質改良に関する応用実例などについて紹介する。さらに、本技術を利用することで実現しうると期待される、微生物の産業利用における将来的な可能性についても述べたい。 |
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2001年
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名古屋大学大学院生命農学研究科 博士課程修了(農学博士)
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同 年
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東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士研究員(リサーチ・アソシエイト)
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2002年
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国立長寿医療センター研究所 博士研究員(流動研究員)
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2005年
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株式会社ネオ・モルガン研究所入社
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| 現在 |
事業開発部マネジャー
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これまでの報告から、乳酸菌のプロバイオティクス・プレバイオティクスのメカニズムは、徐々に明らかにされつつある。しかしながら、その全容はまだ明らかにされていない。
今回の講演で示された乳酸菌の耐酸性メカニズムもまた、腸管上皮を介したヒトの免疫賦活化で欠くことができない生理メカニズムであると考えられ、さらなる解明が望まれる。乳酸菌は、宿主の免疫を賦活化し、種々の作用(アレルギーの抑制、病原性細菌に対する抵抗力の向上)を示すが、現状では万能薬とは言い難い。しかしながら、医療・食品分野などでは、新たな利用法が模索され、さらなる展望が期待されている。今後、機能性物質やワクチンを生産する乳酸菌の研究も進展すると考えられ、それらを効率的に生産する乳酸菌の育種も重要になると思われる。 |
今回のセミナーでは、85.7%の方が持続的な研究会を望まれた(アンケート回収率45.7%)。それゆえに、今後、千葉県高機能性食品開発事業化研究会と協力し、その可能性を継続して模索する。きたる12月11日に「食を利用したアレルギー予防と特保申請審査〜乳酸菌および生乳利用の可能性について〜」と題して、第一回目の共催会を開催する予定である。
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