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首都圏バイオクラスタービジネスフォーラム活動報告
photo 期 日:平成18年2月27日(月)
場 所:KKRホテル東京(瑞宝の間、平安の間)
 
概要:
photo かずさバイオベンチャーネットワークの活動は、「首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワーク」を中心として、「Bio Tsukuba」、「横浜・神奈川バイオビジネスネットワーク」と連携して、関東経済産業局管内のバイオベンチャーの育成を図ることを目的としています。
 首都圏バイオクラスタービジネスフォーラムは、これら組織が協力してバイオベンチャーの販路開拓・拡大を促進するために開催し、関東地域の8つの企業に対して製品、技術シーズなどをPRする機会を提供しました。
 また、企業のプレゼンテーションに先立ち、株式会社メディビックの橋本社長から「バイオ企業を取り巻く環境と成長スキーム」という演題で基調講演をしていただきました。さらに、企業プレゼンテーションの終了後は、隣の平安の間において名刺交換会が行われ、多くの方々がプレゼンテーションを行った企業から詳しい話を聞いていました。
 
基調講演
「バイオ企業を取り巻く環境と成長スキーム」
株式会社 メディビック
代表取締役社長 橋本 易周(康弘) 氏
photo
 バイオテクノロジーの技術は急速に進歩している。その一方で薬剤の副作用問題でバイオ製薬業界に対するビジネスの戦略も大きく見直す必要がでてきている。
 昨年は欧米大手製薬企業に対して、莫大な金額が要求される副作用訴訟が起こり、バイオ及び製薬企業への投資は冷えてしまった。多くの米国アナリストもバイオ製薬企業への投資の理由が見つけられないと述べ始めており、また、日本国内では、バイオベンチャーの開発による大きな成果が未だ世の中に示せていないことなどの理由から、一般の人々のバイオ企業に対する関心は冷めてきているようである。
 このような状況でバイオ企業はどのような研究開発、経営戦略を立てて成長できるかメディビックの戦略を示し、今後のバイオ企業の成長スキームについて話されました。
 
企業プレゼンテーション
◆泰榮電器株式会社(http://www.taiei-denki.co.jp/
『顕微鏡ステージ用インキュベータ「Onpu−4&Co2」』
 生細胞の経時変化を観察するために、顕微鏡ステージ上で生細胞に通常の生活環境を与える装置である。培養液の気化防止にミネラルオイルを重層することで、(1)培養液温度を±1℃の精度で制御する。(設定温度範囲:室温+4℃〜45℃)(2)ミネラルオイル上部空間に5%CO2を供給することで培養液のpH7.4を保持する。
◆株式会社マイクロテック・ニチオン(http://nition.com/
『産学官連携、新連携などを活用した知的財産の有効活用と製品開発の具体的事例』
 理化学機器の開発・製造で培った「微弱光測定技術」「微破砕技術」「画像解析技術」の3つのコア技術を基本にし「技術的なノウハウ」と共に「政策を活用する」、連携事業の拡大を図り、より多くの新たな知見と革新性を有した製品を開発したという成功事例を「DNAチップリーダー」と「バイオ材料表面性状測定装置」などの具体的な例をもとに紹介された。
◆株式会社脳機能研究所(http://www.bfl.co.jp/main.html
『脳機能測定システムの開発:心の測定を開発する』
 感性スペクトル解析装置 :10チャンネル脳波記録の相関分析から、心の状態を互いに独立な、ストレス、満足感、落ち込み、リラックスの4基本状態に分離して、それらのレベル変化を秒単位で表示する。商品・環境に対する満足度、精神集中度を測定する。この技術は商品開発の指針を与えるものである。
◆株式会社バイオス医科学研究所(http://www.bioslab.co.jp/top.html
『遺伝子発現を用いたバイオスクリーニングによる機能性食品の創出』
 現在の健康食品は、その安全性や有効性に不明瞭なものが多い。遺伝子チップなどを用いたバイオスクリーニング手法を開発し、植物の抽出エキスから、抗インスリン抵抗性食品を製品化した。このスクリーンニング法が一般化されると、機能性食品の効能と安全性もより明確にすることができる。サプリメントや健康食品では改善できない、生活習慣病(高血圧、高血糖、高脂血症によるメタボリック・シンドロームなど)の予防のために、効能の高い機能性食品を商品化したい。
◆株式会社J−Bio21(http://www.j-bio21.co.jp/
『独自技術を用いた遺伝子定量およびSNPs解析受託サービス』
 独自の遺伝子解析技術「QP法」および「SNaPpy法」の利点を生かした、迅速・高精度・安価な遺伝子解析受託サービスを開始した。お客様のご希望の遺伝子についての遺伝子定量やSNP判定の反応プロトコール構築、分析作業等を行っている。この受託サービスの詳細と次期商品の概要について紹介された。
◆株式会社プロテイン・エクスプレス(http://www.proteinexpress.co.jp/
『タンパク質のピンポイント標識とタンパク質機能解析への応用』
 遺伝子から作られる多様なタンパク質の機能を解析することは、医療・医薬品の開発や健康の維持などに大きな貢献をもたらすことが期待されている。無細胞タンパク質合成系を用い、遺伝子暗号を拡張して非天然アミノ酸をタンパク質に導入する技術が開発された。この技術で得たピンポイント蛍光標識やリン酸化などの修飾タンパク質によるタンパク質の構造や機能の解析が可能となってきた。今後のタンパク質研究や医薬品開発のための新規基盤技術となる本技術の原理とその応用例について紹介された。
◆株式会社ペプタイド・ドア(http://www.peptide-door.com/
『敗血症治療への挑戦』
 当社ではグラム陰性菌由来敗血症の原因物質であるLPS(エンドトキシン)に結合するペプチドの開発を行なっている。現在、LPS除去法による医薬等精製カラムへの応用が期待されている他、体外循環による敗血症治療法も期待され、ライセンス活動中である。また、誘導体では高度なLPS毒性中和活性も見られることから、敗血症治療薬としても展開中である。この他にも開発中のCOPD治療薬やコスメ分野等にも触れながら、今後の戦略等を紹介された。
◆株式会社RNAi(http://www.rnai.co.jp/index.html
『RNAiビジネス』
 RNAiは遺伝子発現抑制技術であり、生命科学の幅広い分野において研究用ツールのみならず医薬品としての期待も非常に高い。我々の技術の特徴は、・ターゲット遺伝子以外の発現を抑制するoff-targetを考慮したRNAi設計法(siDirectTM)と・血中での安定性を持続させたキメラ型RNAiの2点である。弊社の事業は基盤技術を活かした研究支援サービス事業と、これらの技術を応用した創薬開発事業である。
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