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ちばバイオクラスター交流会(第2回)の開催報告
期 日:平成17年12月21日(水)
場 所:ホテルグリーンタワー幕張
テーマ:遺伝子クローンを使って"夢"のたんぱく質をつくる
 
第2回目の交流会では、46名の参加者を得て、3名の講師から、昆虫培養細胞由来の無細胞たんぱく質合成系の開発、たんぱく質のピンポイント標識技術、遺伝子クローンを利用したたんぱく質の機能解析と将来展望等について御講演をいただきました。
 
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「試験管の中でたんぱく質をつくる」

  (株)島津製作所 分析計測事業部 ライフサイエンス研究所

   江連 徹(えづれ とおる)氏
 
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主な内容










無細胞たんぱく質合成は、細胞の培養が不要なのでハイスループット化が容易、細胞毒性のあるたんぱくも合成できる、非天然アミノ酸の導入が可能等のメリットがある。
プロテオーム研究支援のため、昆虫培養細胞由来の新規無細胞たんぱく質合成系TransdirectTM insect cellを開発し、世界で初めて販売。
 TransdirectTM insect cellについて: http://www.shimadzu-biotech.jp
ウサギ網状赤血球系と比べ合成量が高く、反応液が無色透明のため光学測定が可能である。またmRNA濃度を調節する事による複合多量体の任意の組成での合成や、イヌ膵臓由来ミクロソーム膜の添加による糖鎖修飾されたタンパク質の合成が可能である。さらに反応液組成を改変することによるジスルフィド結合含有たんぱく質の合成も可能である。
今後はMALDI-TOF質量分析技術等との組み合わせにより、翻訳後修飾やたんぱく質相互作用の解析への応用が期待される。

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「試験管内でたんぱく質を修飾する」

  (株)プロテイン・エクスプレス 研究開発 兼 事業開発
  ジェネラルマネージャー

   恵比須 省吾(えびす しょうご)氏
 
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主な内容








大腸菌無細胞翻訳系において4塩基コドンを用いることにより、非天然アミノ酸(蛍光標識アミノ酸等)をたんぱく質の特定部位に挿入できる技術を開発(たんぱく質のピンポイント標識)。
ピンポイント標識たんぱく質を用いて、たんぱく質間相互作用、たんぱく質−DNA相互作用、たんぱく質構成ユニット数の解析ができる。
二重蛍光標識したたんぱく質のFRET(蛍光共鳴エネルギー転移)解析によるたんぱく質の立体構造変化の検出。
ピンポイント標識技術によるたんぱく質の部位特異的リン酸化。
基礎研究だけでなく、臨床検査、創薬、薬物動態への応用が期待される。
 (株)プロテイン・エクスプレスURL: http://www.proteinexpress.co.jp

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「遺伝子クローンと試験管内たんぱく質合成系で“夢”のたんぱく質をつくる」

  (財)かずさDNA研究所 ヒト遺伝子研究部 部長

   小原 收(おはら おさむ)氏
 
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主な内容












生き物が「たんぱく質の存在様式」であるなら、ゲノム研究の知識をたんぱく質レベルで展開することにより、生き物の性質が見えてくる。
夢その1:たんぱく質を合成するための鋳型となる遺伝子の完全なセットを作って、それを使ってたんぱく質とそのネットワークの機能を調べる。大きなたんぱく質をコードするヒトおよびマウスcDNA、試験管内合成たんぱく質、抗体により、たんぱく質の機能や発現を解析。
 参考URL:http://www.kazusa.or.jp/huge
       http://www.kazusa.or.jp/rouge
       http://www.kazusa.or.jp/create/index.jsp
夢その2:個々のたんぱく分子レベルでたんぱく質を同定する、実時間でたんぱく質間相互作用を可視化する。試験管内合成たんぱく質、微細加工技術による抗体アレイ、バイオイメージング技術により、少量・短時間でたんぱく質間相互作用を解析するためのプラットフォーム作り。
夢その3:望みの機能をもったたんぱく質をデザインして合成する。不可能な夢は見果てぬ夢だから面白い。

次回、第3回ちばバイオクラスター交流会のお知らせ
●テーマ:
「NITEの生物遺伝資源を活用して産業を創成する」
 〜その成功事例〜
●日時:2006年2月21日(火)13:30〜(受13:00〜)
●場所:オークラアカデミアパークホテル平安の間
    (木更津市かずさ鎌足2-3-9)
 
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