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会員企業のご紹介〈(株)プロテイン・エクスプレス〉
大滝社長 醤油の町として知られる千葉県銚子市で、最も古く創業したヒゲタ醤油株式会社。その醸造技術で培われた微生物・酵素に関する技術を基盤として、バイオ事業部門から平成12年に分離・独立したのが(株)プロテイン・エクスプレスです。
 (株)プロテイン・エクスプレスのコア・コンピタンス(中核技術)は「タンパク質生産」。大腸菌発現系はもとより、Bacillus brevis発現系、ロシュ・ダイアグノスティックス(株)の無細胞発現系など、目的に応じた様々なタンパク質発現技術を有しています。ポストゲノム時代を迎え、遺伝子から作られるタンパク質の機能解析は、基礎研究のみならず医療・医薬品の開発において重要度を増していることから、同社の技術がいかんなく発揮される分野といえます。
高木副社長 「私達は、タンパク質受託発現生産サービスも行っていますが、タンパク質合成や抗体作製技術を活かして共同研究を進め、創薬基盤事業として創薬探索ツールの開発、さらに創薬事業として創薬シード開発へと展開しています。」と同社の高木副社長は語っています。事実、同社は産学連携研究に積極的に参画し、着実に成果を上げています。
 創薬探索ツールに関しては、千葉県地域結集型共同研究事業「ゲノム情報を基本とした次世代先端技術開発」に参画し、かずさDNA研究所が単離したヒト長鎖cDNA(KIAA)と相同なマウス遺伝子からのタンパク合成と抗体作製を担当しました。この抗体の一部は今年5月より、和光純薬工業(株)から研究試薬として販売されており、今後、さらに種類を増やしていくということです(詳細はこちら)。
 また、地域新生コンソーシアム研究開発事業「最新型質量分析器を用いた有用水酸化酵素の高速探索法の開発」にも参画し、医薬や化学製品等の製造に有用な水酸化酵素の実用化に取り組んでいます。これらの研究はかずさDNA研究所およびクリエイション・コアかずさ((独)中小企業基盤整備機構が整備したインキュベーション施設。同社はその第1期入居企業)で行われています。さらに、北陸先端科学技術大学院大学と共同で「タンパク質のピンポイント標識技術」を開発し、タンパク質の特定部位に定量的に蛍光物質を導入する技術を確立しました。
タンパク質のピンポイント蛍光標識試薬 この技術はオリンパス(株)の蛍光分析装置に取り入れられ、タンパク質相互作用を正確に解析することができ、医薬品開発ツールへの発展が期待されています。オリンパス(株)は、今年5月この装置用のタンパク質蛍光標識キットの販売を開始し、(株)プロテイン・エクスプレスはその製造を行っています。
 創薬シード開発面では、KIAAタンパク質の機能推定を通して疾患関連タンパク質を特定することにより、そのタンパク質に対する阻害剤や拮抗剤の開発を目指しています。その一つとして、大阪大学と共同で肥満・糖尿病の発症に関連する酵素タンパク質を発見しており、この酵素の働きを抑える物質を開発できれば、効果の高い治療薬の実現に繋がると期待されています。(取材日:2006年5月1日)
 
 伝統技術と最新技術が融合した(株)プロテイン・エクスプレスのタンパク質生産技術。その可能性は限りなく広がっています。
(株)プロテイン・エクスプレス

本社・銚子ラボ
 千葉県銚子市中央町2-11
かずさラボ
 千葉県木更津市かずさ鎌足2-1-4
 クリエーション・コアかずさ内

URL http://www.proteinexpress.co.jp/

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